中医学体験談 No.02
〈CASE:馬尾症候群〉
立てなくなったのが、
今ではウソのよう!
タロウくん/
ゴールデンレトリバー(9歳)&
Tさん(千葉県大網白里市)
症状
ある日突然、
立てなくなったタロウ。
やんちゃでイタズラ好きなタロウが、7歳になった頃から、散歩中、私の後ろを歩くようになりました。そしてある日突然、立ち上がれなくなったんです。すぐに受診した動物病院では、何時間も検査をして、痛み止めの薬を出されただけ。もちろん何も改善されません。ご近所で噂を聞いて、わらをもつかむ思いで、こちらの病院へ来ました。
服用後
感動!
ドッグランで走れるまでに!
腰から尾の付け根あたりの神経障害という診断で、鍼治療を受け、朝晩飲む漢方サプリを処方していただきました。このコも気持ちいいのか、鍼が大好きで。2回目の鍼治療を受けた後には、もう普通に歩けるようになりました。先日、お友達と行ったドッグランで「よーいドン!」って言ったら、ダッと走ったんですよ。すごいうれしかったです。
獣医師が解説
鍼治療を施し、中医学
サプリメントで瘀血
(おけつ)を改善しました。
千葉県東金市 東千葉動物医療センター
澤村 めぐみ先生
Megumi Sawamura
中年以降の大型犬に多い「馬尾症候群」でした。中医学でいう「瘀血」、血液ドロドロの状態が原因と考え、鍼灸治療と併用して、中医学サプリメントを処方しました。痛みがあるのは、体の中で何らかの問題が起こっているからで、痛み止めを投与するというような対症療法では限界があります。食事指導も行った結果、すぐに効果が出て、見る見る改善していきました。