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ラパス動物病院

院長プロフィール

ホメオパシー医学会認定医

高校まで
土屋院長小学生の時に、どうしても犬が飼いたくなり、おばさんとブリーダーさんのところに出かけ、1頭の柴犬をもらってきました。これが、私と動物とのはじめての出会いです。
私は犬のことを知りたいと思い、色々な情報を集めました。
その中で、ある本に避妊手術が大切と書いてあるのを読んで、動物病院に避妊手術を受けに行ったのが、はじめての動物病院との関わりでした。
その後、中学校の時にパピーウォーカーという制度を知り、日本盲導犬協会から委託されたシェパードを飼い始めました。
中学校からの帰り道、路地裏で多くの猫が死んでいるのを見つけ、その中に1頭だけ元気な子猫を発見しました。犬を2頭飼っていたのですが、どうしてもその子猫を放っておけなくて猫も飼い始めました。
このころ、私は自宅の屋上に住んでいたのですが、そこには、犬2頭、猫、さらに鶏、リス、すずめなども住むようになりました。そんな中で、いつも身近に動物がいる生活をしていており、動物たちと触れ合うことが日常でした。
この生活は高校を卒業するまで続けていました。
ちなみに、シェパード15歳。柴犬は20歳。猫は21歳まで長生きしました。

高校卒業後
意外に思われるのですが、高校を卒業するときには、獣医学部を受験しませんでした。
このころから、人間と生物の関わりにとても興味があり、その意味で命を知る勉強がしたかったのです。そこで、帯広畜産大学畜産環境学科を受験したのですが、残念ながら受験に失敗してしまいました。その後、酪農学園大学の酪農学科に入学、再受験を経て、獣医学科に入学することになりました。
更に、大学在学中には、本当の意味で命を理解したいと考え、インドに一人旅に出かけました。
インドにはカースト制度があります。命を持っていても人が人として扱われていない事実に愕然とした事を覚えています。しかし、このような人たちは犬や猫と一緒に暮らしている事が多いと知り、動物たちが彼らに勇気や存在価値を与えているということがとても印象的でした。
その後、エベレストに興味を持ち、ベースキャンプ(標高5300m)までの登山にチャレンジしました。エベレストは、急いで登ると高山病で死ぬような山でした。
その登山の中で、現地ガイドのシェルパの方のやさしさに触れました。横で一緒に寄り添ってくれるシェルパさんとの触れ合いの中で、人と人との触れ合いを感じることができました。
南米のボリビアで青年海外協力隊員として活動しているとき、現在の私にとって重要な位置づけになる動物シェルターと出会いました。
ボリビアで出会った人達の中で動物シェルターを運営しようとしている方がいました。日本よりも、経済状況の悪い中で動物を守ろうという人がいたのです。
ボリビアでのシェルターは悪い条件の中でとても良い仕事をしており、早期避妊・去勢手術も普通に実施していました。日本でもなかなかできない仕事をしていることに感銘を受け、私もシェルターの活動に参加させてもらうことになったのですが、彼らが言った「食べものがない事で死んでいく動物たちを見ることが一番悲しい」という言葉が印象的でした。
さらに、シェルターを見学するために、オーストラリアに行った時に、日本との隔たりがあることを痛感しました。
診察の様子私は、先進国であれば、動物の福祉が人間の福祉にリンクすると考えています。
獣医師として危惧していることは、日本の動物福祉の遅れです。
これからは、獣医師が飼い主様や社会に動物福祉について啓蒙してかなければいけないと感じています。
動物たちの病気を治すだけでは、獣医師の使命を果たせていないと感じています。動物の福祉が豊かであり、同時に人間の福祉も豊かな社会になるように、常に今の自分に出来ることは何かを考えています。
獣医師は、言葉の話せない動物の代弁者だと思っています。ですから、飼い主様とペットが出会い共に生きていく上で、前向きに良い関係を作っていけるように努力していきたいと考えています。
長くなりましたが、これが今の私を作っている原体験です。
あまり、自分のことを病院内ではお話する時間がありません。もっと私の事を知っていただければ、皆様の不安もなくなるのではないかと思い、恥ずかしながら自分の原体験を文章にさせていただきました。

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